測光を行なってくれるタスクphot
上の初心者マニュアルを参考に、SExtractorで座標、等級がわかっている天体の測光を試しに行ってみました。以下、簡単にまとめ。
まず、天体の赤道座標(, )をdeg単位に換算して、それをファイルに入力します。たとえば、object.cooというファイルを作って、その中身を
ra[deg] dec[deg]
とします。
次に、IRAFでnoao.digiphot.apphotへいき、そこでタスクphotを利用します。今、天体の赤道座標がわかっている場合なので、photのヘルプでいうところのExample 5に対応します(2007/05/30現在)。
測光する前に、
ap > epar phot
として、パラメータを変更しました。2''AperMagが欲しいということなので、パラメータphotparに隠れている*1「apertur」を「5.」に、また等級原点「zmag」を設定しました。さらに、測光する天体の中心座標は動かしたくないので、パラメータ「centerp」に隠れている「calgori」を「none」にしました。で、":wq"で戻りました。
で、測光。測光について具体的なコマンドをメモしておくと、たとえば、fugafuga.fitsというFITSファイルにある天体の測光をしたくて、その座標をobject.cooに入れている場合、
ap > phot fugafuga.fits coords=object.coo wcsin=world verify- inter-
としました。
この結果、fugafuga.fits.mag.1というファイルができ、その中にmag情報も入っています、と。
*1:パラメータphotparにカーソルを持っていき、":e"と入力してEnterすると現れる。設定後は":wq"で戻る。