astro-ph/0612513v2

Optical to mid-IR observations of Lyman- galaxies at  z \approx 5 in the HUDF : a young and low mass population
N. Pirzkal et al.


強いライマン・アルファ放射をもとに選出される高赤方偏移銀河は、年齢が若くサイズが小さいという傾向がある。我々はこれを、Hubble Ultra Deep Field (HUDF) にある 4.0 < z < 5.7 の9個のライマン・アルファ輝線銀河 (LAE)のspectral energy distribution (SED) を分析することで示す。静止系紫外から可視にあたる700\text{\AA} < \lambda < 7500 \text{\AA}の光度、もしくはその上限値から、stellar populationsの年齢を制限することができる。我々は9個すべてについてベスト・フィットな性質と、質量と年齢それぞれの最大値を求めた。これらの暗くて遠い天体はとても若く、多くはほんのa few [Myr]程度であり、星質量は \approx 10^6 - 10^8 M_{\odot}と重くないことを示す。Spitzer/IRACによる深い観測から(受かっていないものもあったが)、これらの天体について質量を制限することができた。LAEsの空間密度は\approx 1.25 \times 10^{-4} \text{Mpc}^{-3}であり、これは高赤方偏移におけるLAEsの先行研究における空間密度の値とcomparableであった。これらライマン・アルファ輝線銀河は、穏やかな星形成を行なっており、 \approx 8 M_{\odot} \text{yr}^{-1}である。しかしながらこれは、a few \times 10^6年より短い期間に星質量をこれらの銀河にまで集めるには十分にstrongなものである。 これらの天体は見かけのサイズが小さく、通常1kpcに満たない。また、非常にconcentratedである。これらの天体は、これまでに観測されている中で、最も質量が小さくて若い高赤方偏移銀河であると考えられる。