広視野データ用位置合わせスクリプト
上記ページに置いてあるsdfredというソフトを使うと、大変快適に作業できるようです。マニュアルも上記ページに置いているみたい。
具体的な手順としては、
(i) starselect.cshを実行して、リファレンスとなるfitsファイルから星の座標を取り出す(出力されるファイルstars.dsoの2, 3列目がそれぞれ星のX, Yに対応)。
(ii) stars.dsoから星のX, Y座標(image)を抽出したファイルstars.dataを作成する。
(iii) stars.dataの中から適当に4つ星を選んで、それらについてinput.fits(座標を合わせる方の画像)での座標を測る。(たとえば、IRAFのタスク'imexamine'を利用する。)で、それをマニュアルにあるようなフォーマットにしたがってファイルcrossstars.dataにする。
(iv) で、晴れてgeomatch。
(v) 実行すると、tektronixのwindowが開いて、また作業が始まります。詳しくはマニュアルを参照。tektronixのwindowでのキー操作をメモしておくと、
d : 天体をdelete。つまり、フィットに使わない天体を選択します。 x : x座標に関するresidualが表示される。値が0から大きく離れている天体がdelete候補。 y : y座標に関するresidualが表示される。値が0から大きく離れている天体がdelete候補。 f : "reject"などのパラメータを入れた後にfitを再び行なう。 これによって、x, yでのrmsを0.2程度に収めるのが目標。
(vi) で、収めたらtektronixのwindowで'q'します。すると、20分程度の沈黙の後、修正された画像が吐き出されます。