2002, ApJ, 565, L71-L74

Large equivalent width Ly\alpha line emission at z=4.5: young galaxies in a young universe?
Malhotra et al.


LALAサーベイz=4.5におよそ150個のLAEsが見つかった。恒星進化のモデルからLy\alpha等価幅の最大値は240Aであると予測されているが、本研究で扱ったサンプルの60%がこの値を超えた。観測された等価幅の分布を、z=4でのLBGsのLFを外挿したstellar populationモデルを組み合わせ、観測によるselection effectsとMalmquist biasを考慮することで再現を試みた。サンプルにあるような等価幅の大きな値を再現するためには、IMFのslopeを(\alpha = 2.35ではなく)\alpha=0.5とするか、星の金属量をゼロとするか、もしくはnarrow-line AGNsであることを仮定する必要があった。すべてのhigh-EWな天体がX線に背景を越えることのない、もしくはsteepな赤方偏移進化のないようなAGNsというわけではない。観測された数を説明するためには、銀河のわずか7.5 - 15%がLy\alpha放射をしていればよいことになる。このことから、高赤方偏移の銀河では星形成がepisodicである可能性、もしくはLAEsが最も若い7.5 - 15%であり10^7yrあたりでダストによって強くquenchされている可能性が高くなる。