2004, ApJ, 613, L9-L12
A strong Ly emitter at in the Subaru Deep Field selected as an -dropout
Nagao et al.
この論文では、SDFで発見されたにある星形成銀河について報告する。この天体はSDFのdeep optical imaging surveyにおいて-カラーが赤いことから、-dropoutな高赤方偏移銀河の候補として選択されたものである。続く分光観測によって、この天体はUV連続光の弱い、強いLAEであることがわかった。検出されたLy放射の静止系でのEWは130A程度である。したがって、 imageで受かった光の多くはLy放射であると考えられる。つまり、バンドでのフラックスのおよそ40%が強いLy放射によるものであり、かなり-カラーが赤くなっている。このことは、この天体の測光観測からわかった性質ともconsistentである。というのは、NB921バンドのデータからdepressionがわかっており、NB921 magであったのである。測光データを用いて、SDFで見つかった48個の-dropoutな高赤方偏移銀河の候補の中で、他にもNB921 depressionがあるものが存在するということを示す。そしてNB921-depressedな天体の性質について簡単に議論する。